2008年7月6日

ベンサムとデザート

"the greatest happiness for the greatest number (最大多数の最大幸福)"。



イギリスの功利主義哲学者、ベンサムの言葉で、社会の幸福とは個人の幸福の総計だ、という考え方である。社会の平和は「環境保護」「戦争反対」だけで達成されるとは限らない。個人的に考えている事を例を挙げて書いてみる。

「バニラアイスのマンゴーソースかけ」

マンゴーアイスのデザートの役割は、

i) マンゴーのエキゾチックな香りとともに酸味を楽しませる
ii) 濃厚なバニラアイスからリッチ感をもたらす
iii) マンゴーとバニラという組み合わせの妙を楽しませる
iv) 一通りの食事を奇麗にしめる

それが楽しめれば十分だ。

だから、デザートをみんなにあげる。少しずつでも、みんながその快楽を楽しめるのであれば、お安い御用だ。量を食べる事が常に満足につながるとは限らない。素材と組み合わせを楽しむ、それが幸せであるのなら、幸せは分け与え共有する事が出来る。


おまけ

ベンサムは生まれ変わった。三遊亭小遊三である、笑点の水色の人である(笑)