2008年5月13日

PILOT-TVCM


PILOTのインクに惚れて一週間、ふと、テレビを観たらPILOTの広告が流れていた。今回の記事はCMの感想。


「大切な言葉を、伝えたくなった時、お会いしましょう。」


素敵な広告だ。
だが万年筆ユーザーとして(このブログの定番として)、広告を批判したい。

万年筆は「特別」というイメージつきまとっているように思う。ペンと言えば、販促グッズの定番である企業のロゴ入りボールペン(無料)、ただの素っ気ないボールペン(100yenくらい)、ちょっと書き易いGELインクペン(200yenくらい)…あたりを思い浮かべるのが定番だろうか。

確かに万年筆は一本で一万円を越えるのはザラで、「高級で特別」に感じるのは当たり前だ。だが、もっと使い易さにフォーカスして欲しいところ。原理的に書き易いことを強調してもらいたい。

ボールペンはペン先でボールを転がす分だけ書く際に抵抗がある。ボールベアリングで塗る、といった感覚。一方万年筆はインクが流れ出てくる仕組みになっており、インクを紙の上にのせる感覚。ボールペンに比べて力学的抵抗が小さい。

万年筆に慣れてしまったため、時々ボールペンで書くと非常に手が疲れる。滑りの悪さにイライラしてくる。

…どうやら手の筋肉が軟弱化したようだ笑